1430年代頃にライン河上流域で誕生した銅版画技法は、その後60-70年のあいだにダイナミックな発展を遂げ、一挙に完成の域に達します。特に、現在のオランダ国境に近いライン河下流域の町ボッホルトで活動したイスラエル・ファン・メッケネム(ca.1445-1503)は、代表的なドイツの初期銅版画家として、膨大な数の作品を手掛けて、黎明期にあった銅版画というメディアを広く普及させました。同時代の年代記は、彼の作品がヨーロッパ中で求められていると伝えています。世界有数のメッケネム版画コレクションを誇るミュンヘン州立版画素描館の全面協力を得て実現した展覧会のカタログです。
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発行年 2016、ぺージ数 292、図版数 105 カラー、寸法:(たて×よこ×厚さ) 21.2×14.9×2.5cm/567g
※本商品の販売期間:[2025年2月28日23:59]まで