丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて開催した企画展「まみえる 千変万化な顔たち」(2021年)の2冊1組のカタログです。
こちらのカタログでは、香川県丸亀市ゆかりの画家・猪熊弦一郎の作品図版もご覧いただけます。
目、鼻、耳、口といった感覚器官が集まる「顔」。皮膚も含めると、視覚や聴覚などの五感全てを受け取る部分です。この顔を通して、私たちは相手を特定し、その心の中を探りながらコミュニケーションを取り、社会生活を送っています。
コロナ禍では、自分も相手もマスクをつけ、顔が見えにくい日常が続いています。けれども、そもそも私たちは相手の顔をどこまで見ているのでしょうか。あるいは、自分の顔は相手にどのように映っているのでしょうか。
本展では、この捉えがたい顔というものに焦点を当て、「私とあなた」「関わりの顔」「顔にあそぶ」という3つのアプローチから、10人の芸術家による表現をご紹介します。時代もジャンルも異なる、多様な顔との出会いをぜひお楽しみください。(展覧会紹介文より)
〈CONTENTS〉本体
・私とあなた
・関わりの顔
・顔にあそぶ
・作家略歴
〈CONTENTS〉別冊
・インスタレーションビュー
・テキスト(竹崎瑞季)
・作品リスト
執筆・編集:竹崎瑞季
デザイン:宮越里子
会場撮影:岡野圭
翻訳:ブライアン・アムスタッツ
発行:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/公益財団法人ミモカ美術振興財団
◎丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
丸亀市の市制施行90周年の記念事業として、丸亀市ゆかりの画家・猪熊弦一郎の全面的な協力のもと1991年11月23日に開館しました。建築家の谷口吉生による美しい建築を丸亀駅前に構える当館は、猪熊本人から寄贈を受けた約2万点の猪熊作品を所蔵し、常設展で紹介するとともに、現代美術を中心とした企画展を開催しています。
サイズ
本体:A4変形、78ページ
別冊:A4変形、48ページ
カバー付き