この世界は
愛らしいものと
不気味なもので
できている。
江口綾音の初作品集、刊行 !
江口綾音は、現代アートのギャラリーとして日本のアート界を牽引するミヅマアートギャラリーに所属する新進気鋭のアーティスト。
ミヅマアートギャラリーでは江口綾音について、「この世界に存在する愛らしさと不気味さ、生と死という言語的に相反するそれらの調和を見つめ、独自の絵画世界を築き上げている作家」として紹介。
その独自の絵画世界は初期作品から構築されており、一貫して愛らしさと不気味さの調和を描き続けている。
本書は、2025年の最新作から遡る形で構成されており、2011年の初期作品まで網羅された初めての作品集。
絵具を塗り分け塗り重ね、規則的な細かい筆遣いは立体感を生み出す。丁寧で大胆、その独特な筆致がわかる部分拡大も掲載。
ふわふわしたクマがいてこんなに可愛らしいのに、なんでこんなにグロテスクなんだろう…… !
そう思いながら見ていくと、いつしかその世界に見入られて夢中になっている自分がいる。頁をめくりながら、ぜひそれを体験していただきたい一書。
さらに江口綾音ワールドを知りたい方は、巻末に掲載されている「作家コメント」が必読!これを読めば、どうしてこの世界が出来上がったのか種明かしがされている。
さらに、展覧会企画を手がけるだけでなく美術雑誌等に寄稿している美術批評家飯盛希氏の江口綾音論も掲載。日英中の三か国語で、江口綾音の作品を世界に発信する。
●日英中併記
著/江口綾音
執筆/飯盛希
サイズ
B5判変型 並製本
ページ数
144頁(図版120点)
【展覧会情報】
江口綾音「絵具のコスモス」
会場:ミヅマアートギャラリー
会期:2025年2月26日(水)~2025年3月29日(土)