金魚に救われ、金魚を描く、金魚絵師深堀隆介、美術館での初個展を収録!
初めてみずから金魚絵師と名乗り、美術館で新たな進化を遂げる。
美術をやめようと思ったときに、以前から部屋にいた真っ赤な金魚が目に留まり、筆を走らせたら止まらなくなった。描くことの喜びを思い出させてくれたこの出来事を「金魚救い」といって大切にしている深堀隆介。
何層にも重ねた樹脂にアクリル絵具で金魚を描き、立体感のあるリアリティを表現、積層絵画という卓越した技法を生み出し、国内外で高い評価を受けている。金魚に自分を投影し、命を吹き込むことから、金魚絵師と呼ばれる。
これまで画廊と百貨店を中心に作品を発表してきたが、今回初めて公立美術館で個展を開催。美術館を舞台に、今まで作ってこなかった新しい金魚の世界をインスタレーションで発表。
第3弾となる本書は、新作のインスタレーション《平成しんちう屋》を収録した、ライブ感のある作品集。
サイズ
B5変型 並製本 192頁(図版約250点)