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薬師寺は天武天皇9年(680)皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って天武天皇により創建されましたが、天武天皇は薬師寺の完成を待たずに崩御され、持統天皇が即位し藤原京に造営されました。文武元年( 697)本尊薬師如来の開眼が行われましたが、和銅3年( 710)平城京への遷都にともなって薬師寺も平城京右京六條二坊の現在の地へと遷りました。当時の薬師寺は、天平時代までは天下の四大寺の一つとされ、金堂・東西両塔・大講堂など主要なお堂は裳階がつけられ、 その壮麗な姿は「龍宮造り」と呼ばれていました。
しかしその後多くの堂塔が火災や地震で失われ、特に享禄元年(1528)の兵火で、金堂、西塔、大講堂などが焼失しました。そのなかで唯一創建時から現存するのが東塔です。
薬師三尊像は金堂の本尊で、日光・月光の脇侍を配した三尊形式をとり、写実的で均整のとれた造形は白鳳仏を代表する名品です。中尊の台座にはギリシャ由来の葡萄唐草文やペルシャ由来の蓮華文様、中国の四神の像などが配され、シルクロードに由来する白鳳時代の国際性を今に伝えます。
白鳳時代 国宝 銅造 鍍金 像高 中尊薬師如来:254.7cm 日光菩薩像:317.3cm 月光菩薩像:315.3cm
写真撮影:飛鳥園 小川光三
※飛鳥園写真プリントには寺院の許可を得た証左として所蔵寺院発行の「認証札」が添付されます。
購入個数制限: 2点
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3,210円(沖縄)
サイズ
半切サイズ(約35.4×43cm)
※サイズは写真原版の比率や作品トリミングにより変わる場合があります。
素材
色息が広く美しい作品表現が可能な銀塩プリントを強度のあるアルポリックパネル※に圧着して仕上げます。パネルの裏面には補強を兼ねた壁面展示用のフックが掛けられるアルミ枠を取り付けます。
※表面にアルミニウム、心材に樹脂を使用した3層構造のアルミ樹脂複合版です。強度と平滑性が高く、高級感のある仕上がりになります。