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第73回正倉院展目録

第73回正倉院展目録

第73回に初出陳の「茶地花樹鳳凰文﨟纈絁(ちゃじかじゅほうおうもんろうけちのあしぎぬ)」は、その名称のとおり、蠟を防染剤として使う染色技法である﨟纈染めの一種と考えられてきましたが、従来ほとんど知られていなかった色染めの技法が使われていることが明らかになり、当時の染色技術の多彩さをうかがわせる研究成果として注目を集めています。また、近年、宮内庁正倉院事務所で本格的な調査が行われた筆をはじめ、墨・硯・紙といった文房具がまとまった件数出陳されました。
表紙の「螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)」や裏表紙の「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」といった当時の華麗さをそのままに伝える宝物のように、正倉院に伝わる数々の宝物や文書は、その来歴の確かさや保存状態の良好さから様々な分野における学術研究の対象としても貴重であり、図録の「宝物寸描」や解説文の随所には、最新の研究結果を掲載しています。

開催期間:令和3年(2021)10月30日 ~令和3年(2021)11月15日
会場:奈良国立博物館

サイズ
A4 136ページ

1,300 (税込)

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